車いすと院内感染予防

こんなものを見つけました

最近では新型コロナの病院内でのクラスタの発生が続いています。そこで車いす利用者の方が病院に行かれたときに感染したり、させたりする危険性はないのかなと思っていましたが、こんな車いす用のシールドがあることを知りました。

 

 

おそらくPCR検査の際に医療行為を行う方々が直接の飛まつ、およびエアロゾルでの感染を防止するためのものだと思われますが、同様に院内の床面には飛まつが落ちている可能性があり、そこから利用者側が院内で感染することも考えられると思われます。

    

車椅子ユーザーの感染予防について

 

こうした感染ルートを遮断するには以前、上記文献を引用して紹介させていただいた各経路に対して消毒等の対策が有効だと考えられます。

先の車いす用のシールドから出て露出している部分については、病院から戻った際に消毒してあげてください。

この際、面倒なタイヤの消毒には「手であが~る」がお役に立てれば幸いです。

現在、人数の多いクラスタは病院や福祉施設で発生していますので、皆様、くれぐれも感染には用心をされてください。

 

 

 

空飛ぶクルマの流行り廃り

車いすならぬクルマが飛んだ

LIFE JIGの空飛ぶ車いす計画について以前、触れましたけれど、今回、話題にするのは空飛ぶクルマです。

な~んだ、知ってる、それドローンに人を乗せたような電動マルチコプターのことでしょ?と思われた方は時代の潮流に乗っているトレンディな方です。

今回、お話したいのは下の写真を見てもらうとわかるように実際にクルマが飛んでいるタイプのものです。

 

 

翼も尾翼もあって飛行機的な要素は備えているのですが、胴体はそのまんまクルマです。

これはこの空飛ぶクルマが地上に置いてある姿を見てもらうと明らかです。

 

 

翼を収納して地上走行をする形態では、ほぼほぼスーパーカーです。この状態だと尾翼はダウンフォースを得るレーシングマシンのリアウィングそのものです。もしかすると車輪に駆動系統はなくプロペラ推進なのかも知れません。さすがにそれは怖いですかね。

 

 

主翼は50%コードで半分に折れ曲がる構造のようです。収納は翼弦を半分に折りたたんだ後、上方へ90度はねあげ、更に後方に倒して胴体内に埋め込まれます。テールブームも二重構造のスライド式で飛行を終えた後は胴体内に引き込まれ全長を短縮します。最後にガルウィングのドアを閉めると空飛ぶクルマは地上を走るクルマに早代わりです。

 

 

これは、もうほとんどトランスフォーマー的パフォーマンスですね。従来であれば、映画007シリーズの新兵器として登場してもおかしくはない代物ですが、これがジェームス・ボンドのイギリスではなく、スロバキアで開発された車であると聞くと、なぜこれが今、開発されているのだか見当がつきませんが開発するクラインビジョン(Klein Vision)は個人によるレジャー、自動運転などに加え、タクシーでも利用できるとアピールしているそうです。

スペックも、あまり詳しいことはわかりませんがエンジンはBMWの1.6リッターだそうですから出力は180馬力くらいでしょうか、機体重量は1100kgといいますから、この重くなりそうなメカニズムを収容しての重量としては優秀というべきではないでしょうか。

 

 

上から見ると胴体がクルマだということがよくわかります。飛行機では幅の広いサイドバイサイド。イメージ的には胴体もある程度主翼の一部として揚力を負担している形になっているのでしょう。

構造は複雑になりますが、空力については今までのクルマに翼をつける空飛ぶクルマのなかでは悪くない感じですかね。

 

 

 

 

ただし、これが一般に広く普及するかというとそれはなさそうですね。

それは空を飛ぶということと、地上を走るということに要求される特性が大きく異なっているということが要因ではないかと思います。

長距離は効率の良い飛行機で、飛行場にレンタカーを置いておき地上の近場はクルマで、これが現実の移動においてはリーズナブルってことに昔からなっているようです。

ただ、この秘密兵器的な楽しさやトランスフォーマー的なビジュアルな魅力はあるので、今後も様々な新種が現れるであろうことは想像に難くありません。

LIFE JIGの考える空飛ぶ車いすも車いすに主翼・尾翼をつけたようなものではありません。車いすからそのまま効率の良い航空機に乗り込めるタイプのものです。

現在の航空機はオートパイロットやフライバイワイヤが一般的であり操縦するのに足は必要ありません。ジョイスティックだけでも動かせますから電動車いすの延長です。

かくして空飛ぶクルマは多分に余興的なもので終わるかも知れませんが、空飛ぶ車いすは車いす利用者の行動半径を飛躍的に拡大するのに役立つでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナの感染経路

ひとつの感染経路として

 

世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルス。なかなか感染拡大が止まらない裏には、無症状感染者というSARSなどとは異なるやっかいな特徴があるのだろう。

どこに感染源があるかわからない多様な対応を必要とする手ごわい相手と考えるべきなのだろう。

新型コロナウィルスは基本的にヒトからヒトへの感染は飛沫感染と接触感染だといわれている。

したがってマスクによる飛沫飛散防止とともに手洗いの励行が重要とされ、再三、多くのメディアにより周知され、つり革、手すりそしてドアノブなど日常、手に触れる場所の頻繁な消毒も実施されているけれど、病院内外を行き来する車いすの車輪についてはよく触ってしまうところであるにも関わらず、あまり消毒の対象されていないのが実情だ。

 

 

飛沫は床に飛んでいるでいるだろうし、それを拾ったタイヤを知らず知らずのうちに手で触れてしまうことがあるとするとやはり危険性はあるのではないかと考えられます。
コロナウィルスはPタイルの床だとかタイヤだとか、ツルツルしているものの上だと紙や衣服などに付着したものよりもよりも長時間、生き続けているといわれていますので車いすの車輪を除菌することで感染リスクをひとつ減らせる効果が期待されます。

 

こうしたことから「手であが~る」病院などでの感染防止に一役買えるのではないかということで、2017年のナーシングエキスポでは次亜塩素酸水製造器を製造販売をするティエラさんとブースをシェアして展示をしました。展示状況

当時は今ほど感染への危機感がなかったため、消毒することはほとんどなく、そんなものがあるんだねという意識で捕らえられた方が多かったように思いますが、現在は当時と危機感も意識も違ってきたように思います。

 

 

 

この新型コロナウィルスと戦う企業のなかには自らの感染の危険も冒しながら、会社に通い、マスクの増産や医療の拡充ために日夜、戦ってくれている戦士の方々がたくさんおられると思う。

それに比べると我々ができることはごくごく小さなことかもしれないけれど『手であが~る』が院内での感染や感染者のいるエリアに立ち入る機会のある車いす利用者への感染経路をシャットアウトするのに一役買ってくれたら、ありがたいと思う。

 

 

 

平成最後の花見にも「手であが~る」を

八重山ではもうサクラの花が咲いています。

そんなBLOGの書き出しを事前に思い描いて、バンナ公園に撮影に行って参りました。

ところが、どっこいです。

ほとんど咲いてないではありませんか・・・

 

 

入学式のころに花吹雪を散らす日本本土のサクラと違い、八重山では早ければ年明け前から咲いているのですが今年は、まったく咲いていない木も多く、やっと見つけた花を執念深く、陽の当たるのを待って撮影してきました。

沖縄県のサクラは、カンヒザクラといって内地の一族一種のソメイヨシノとは種類が違うので、ソメイヨシノよりも色が濃く、ぱっと咲いてぱっと散ったりはしないのですが、今年は年末年始の天候不順のせいか咲き出しが遅い感じです。

 

ともわれ、これから卒業式、入学式シーズンに向け全国各地でサクラ前線が北上してゆくわけで、内地でも満開のサクラの下でお花見をする機会もあることでしょう。

また、障がい者施設や老人介護施設等でもお花見になれば、車いす利用者を連れて、お花見に出かけるチャンスもあるかと思います。

そんなときには、外出からもどったら「手でが~る」で効率よく車いすのタイヤ清掃をしていただければと思っています。

我々は花咲か爺さんみたいに枯れ木に花を咲かせることは出来ませんが、「手であが~る」を使うことで車いすでもサクラの花を見るチャンスを増やしていただければ、花咲か爺さんのアシストくらいはできるのかなと思っています。

 

 

現場は大忙し

みるみる変る石垣島の町並み

 

 

旧空港跡地に建設中の八重山病院に空港アクセス道路、観光施設、県営団地の立替えに加えドンキホーテなどの大型店舗、更に市街地周辺で一気に増えているアパート建設など、今、石垣島は過去、何度か訪れているバブルの中でも最大、空前の建設需要ではないかと言われている。

私たちの勤務するライフジグの周囲にも足場に囲まれた工事現場がたくさんあり、先日来、前を通るたびに何になるのかなとうわさをしていたらひとつは企業主導型保育園で、もうひとつがこのミスドの前に姿を現したこの派手な建物。オーナー居宅兼アパートで一階のテナント部分には内科のお医者さんがくるという。以前、使用していたファーストハンドの事務所は薬局になっていた。

こうして綺麗な建物が新築されるということは、新しい建物を美しく保つ上でも「手であが~る」の活躍の場は広がるのかな、とちょっと期待もしているきょうこのごろだ。

 

卒業式シーズン

先生も涙する卒業式

 

昨日の”海開き”につづいて本日は市内の小学校で、卒業式が行われた。

筆者の息子もこの度、小学校を卒業し、自分の子どもの通う小学校からは縁が切れるかと思うと少しホッすると同時に、やはり一抹の寂しさを禁じえない。

大きなランドセルを背負って並ぶと親の顔を下から覗き込んでいた息子の視線は、いまでは水平に近い。

子供はいつか成人になり、成人はやがて老人になる。逃れられない運命だ。

ライフジグでやっている車いすや福祉機器の開発は老人や病人のためにと思っているが、やがては自分たちもそのお世話になるのだと考えると、今から使い勝手の良いものを開発しておくことは企業利益のためばかりとはいえないことを知る。

今のうちに手であが~るも改良しておきたいと思う。

 

 

 

 

パワーアシストの時代!?

石垣島内で新しい車椅子のデモがあるというので手であが~るでライフジグとも関係の深いJOYさんにお邪魔してデモの様子を拝見してきました。

ヤマハさんの簡易電動車いすは島内でも見たことがありますが、こちらは電動アシストつきの車椅子です。メーカーサイト

 

 

簡易電動のようにジョイスティックを使ってコントロールする電動車いすではなく、見た目にはまったく普通の車いすと同じようにハンドリムを使って操作します。

人間の操作した力に応じて電気の力がアシストしてくれるというもので、少しこぐだけで力強く移動できる優れモノです。

べったり100%電気依存ではないことで、車いす利用者の体力や主体性が維持され、今までよりも行動半径を拡大できることで障がい者の自立にとって有利に思います。

また、この電動のアシストの力は切り替えレバーで2段階に設定できます。

 

 

ハブにつけられたモーターや背中に背負って取り付けるバッテリーの形状も今までの簡易電動とほとんど変わらないので、外から帰ったときの車輪清掃には「手であが~る」が使えますね。介護レンタルでレンタルが利用できますが、ちょっとつらいのは通常の車いすに比べるとレンタル料が4倍くらいになってしまうことですかね。