ゆるキャラの功罪

最近のイベントではよくゆるキャラが登場する。人寄せパンダといえばそれまでだが、このキャラのできばえ次第で集客率も変るとなるとけっこうみんな真剣だったりする。

先日もゆるキャラの投票で組織票が問題になったくらいキャラ頼みの地方自治体も多いのではなかろうか。

 

 

こちらは、おきなわ2018と書かれたシーザーのキャラクター。いかにも沖縄らしくシンプルなシーサーだ。あまり運動能力はないらしく、直立不動だったけれど、レンズを向けたら手を振ってくれました。

 

 

一方、環境省のくいなのクイちゃん、けっこう運動能力が高いと同時に、インタラクティブな動きをするあたり、かなり自分でも外の状況が見えているようだ。

 

 

バックが環境省とあっておきなわのシーサーよりは金がかかっている感じに思えるが客引き効果はそれぞれいかがだったのだろうか?

 

 

顔ヌキの窓から顔を出そうとするクイ」ちゃん。お茶目なところも子供たちから支持を得るひとつの要素と見た。

 

 

石垣島に石垣空港開港を記念した市鳥カンムリワシのキャラクターの「ぱい~ぐる」や、西表島を包含する竹富町には「ピカリャー」がいる。沖縄のゆるキャラをあつめて、競演させてみたいものである。

 

車いすの梱包

先日、ワークフェアが終了して持ち帰るのが大変だったので車いすを一台送ってしまった。

トランク類も一緒に送り、それらは我々が石垣島に戻った直後に着いてたのだが、車いすだけ、なかなか着かない。

そのままの姿で出したので船便になってしまったのかと思っていたら、1週間してついた車いすはご覧の通り。ダンボールのかぼちゃみたいになっていた。

 

 

わ~ここまで、梱包してくれたんだ、と思ってヤマトさんの丁寧な仕事に感謝すると同時に、梱包された車いすってカワイイ!!と思った。

あっち向けたり、こっち向けたりしながら、その愛くるしい容姿を楽しんでいると、女性職員から、「これがカワイイか?オヤジのセンスがわからん」と一刀両断に切り捨てられてしまった。

だってボクにはカワイイんだのに。

 

 

このマッタリ感やモフモフ感、そしてジッと海底で獲物を狙う」チョウチンアンコウにも見える抽象的オブジェ感とともに、しばらくの間は梱包を解かずに眺めていたいワタシなのであった。

やっぱりオジサンのセンスって変なのかもしれないけど、誰が包んでもこんなにカワイクはならないと思う。

クロネコヤマトさんの愛ある梱包に感謝したい。

 

 

「移乗」を考える

元気なおばさんの次は元気なオジサンにめぐり会いました。

興味があるので改造された車両を覗きこんでいたら、自信を持って解説してくれた商品が、これですよ、これ。

 

 

私たちの「手であが~る」のウリも「利用者の方を乗せ換えないで車輪の清掃ができる」ということですが、裏をかえせば人間を乗せ替えるという作業は利用者本人にとっても介助者にとても労力が必要だということです。

 

 

そんな労力を大幅にカットできるのが本システムのキーテクノロジーになります。

このオートランドさんの車いすは、そのまんまクルマの座席になります。否、クルマの座席がそのまま移動用の車いすに早代わりすると考えた方が自然かも知れませんね。

どちらを開発品の主体におくかで表現は変わるでしょうが、要は乗り換えラクラクで、クルマでも地上でも利用者は座席にのったままという点がポイントです。

 

 

地上を移動していた車椅子はクルマに着くとこのジョイント部分でクルマ側のレールに接続され、レールに沿ってシートを押し込み、90度回転させれば、そのままクルマのシートになるわけです。

ちょっとサンダーバード2号っぽくてかっこいいですね。

 

上記は助手席用でしたが、運転席用もあります。自分ひとりでも昇降を可能にするために、後ろドアからスロープを使って乗り込める様な仕様になっています。

 

 

う~ん。仕様に対しての設計には、なるほど~と思うと同時にこれは長いな、と思ってしまうのも事実ですね。

 

 

普通車の改造なので、こうした形になるのでしょうが、スロープの長さが気になります。将来は前後乗り込み型の車いす専用車両を車メーカーに最初から製造してもらった方がよりコンパクトにつくれそうな気もします。

「手であが~る」についても時々、お客様から「車いすに最初からジャッキをつけてしまえばいいんじゃないの?」と言われるのと同じことなのかも知れませんが。

こういうものは一般製品へのアタッチから始めて、専用化に進むのが正常な進歩の過程なのかも知れませんね。

傷害のある方はこうしたことに困っているんだ、ということを支援側から一般の方々に知らせるための一過程だと捕らえると、必要な一歩なのだと感じた大掛かりな改造車でした。

みんながんばってるなあ。

 

 

AHA!

せっかく、ワークフェア2018に参加できたので、昼休み、ブース展示担当を交代してもらって、少し他所の展示を見てまわってきました。

 

 

 

元気なおばちゃんに呼び止められて説明されたのがコレ。いったい何かというと、いわゆるレジ袋なんですが、袋の部分がテーパーのポケットに加工されていて、熱いコーヒーを入れたスチロールや紙のカップがこのテーパーポケット部分にすっぽり収まって中身を傾けないで持って歩けるというスグレモノ。

 

 

普段、カップを2つ以上抱えると両手があかないし、お盆を借りると返しに行かなくちゃいけなくて難儀を強いられるものですが、これを使えば片手でも3つ、4つは問題なく持って歩けそうです。

おばちゃんに自慢をお聞きしましたが、このひらめきによって特許取得の上、グッドデザイン賞にまで輝いている点に非常に驚かされます。

もともとは旦那さんがビニール袋の製造をやっていて思いついたのだそうです。

 

 

ぴったり底まで入れると、ちゃんとテーブルの上にコップが立つんです。

片手が使えない、麻痺があって手がブレてこぼしてしまう、そんな不自由な方に対しての発明は健常者にとっても便利なものになるということに気付かされるとともに、発明にとって何が必要かを考えさせられます。

もしかしたらヒトの役にたつのに必要なのは高度な学問ではなく他人の不便にいかに気付けるか?なのかなと思ったのでした。

我々の周囲には、いくらでも不便なことがあるのに、解決されたときはじめて今までの不便を気付かされるものなのかも知れませんね。

 

 

 

ワークフェア2018の様子

手であが~る実演展示

 

先週末から第38回全国障害者技能競技大会、全国アビリンピック会場になった奥武山公園内にある武道場のエントランスにて「手であが~る」の実演展示をしてきました。

 

 

実際に施設に入る入り口で清掃の実演することで、利用者や他のお客様に対してのアピールになるだろうと思ったことと、私たちもこうした実際面での利用においてどんな問題や課題があるのかを知るためです。

 

 

同じエントランスには、こんな自動の車いす車輪清掃専用の装置も設置されているので、その利害得失についても実際に見て検討する上でもよいチャンスでした。

「手であが~る」のように車いすをジャッキアップするのではなくスロープを用いてシャーシー台の上に導き、そこで回転するブラシで水洗いをした後、スロープを降りて先に敷いた足拭きマットのような敷物の上で水分をふき取るという形式のようでした。

このマシンの良いところのはジャッキアップしないので、車輪を載せ始動ボタンを押すだけで利用者が自分で清掃ができることですが、電源が必要で機材が大掛かりになってしまい、住宅の玄関で使える手軽な「手であが~る」とは活躍の場が異なる製品でケースバイケースだなと感じました。 また台に乗せて維持するのに介助者の手がまったくいらないわけではなさそうでした。

ちょっとしたツール

11月の3日(土曜)、4日(日曜)沖縄本島の奥武山公園で行われる障害者ワークフェア2018においてアビリンピック会場となる武道館のエントランスにて、手であが~るを使った車いすの車輪清掃の実演を行うことになったことは先日も、お知らせしました。

心配された台風26の影響も大きくなく無事に開催されることになりホっとしていますが、実際にたくさんの車いすご利用者がいらっしゃると、各々違う車いすに対して高さ調整を手早くしなくてはいけないかもしれないと思い、アルミのアングルを使ってこんなものを試作してみました。U字受けを挟み込んでトルクをかけるとともに軸を延長してU字の底に当て、回転を安定させているところがミソです。

 

 

 

 

要は手であが~るのU字受けの高さを調節するために、ハンディドリルの先につけてU字受けを回転をさせるための簡易アダプターです。

これで、毎回、指先でクルクルまわすよりも手早く高さ調整ができたらと思っていますが、今回初めての使用になるので、果たしてうまく機能するのか?とりあえず試してみたいと思っています。

 

 

 

多分、使ってうまくいくようだったら、会場で実物の使用状況を皆様にご覧に入れられるかも知れません。

うまく行かなかったら、そのまま不採用かも知れませんけれど。

何か思いついたら、とりあえず試してみる。手であが~る自体もそんなトライから生まれました。

ダメモトでやってみる。ライフジグのポリシーです。