手指の消毒に全集中
いまや新型コロナウィルスは特定の店に行かなくても、誰にでも感染する危険がある情況だ。沖縄県も独自の非常事態宣言を出し、ここ石垣島でも役所や施設、そして学校でも感染者が出ている。
島ゆえにキャパシティーのない感染症用ベッドは満床で、このまま感染が拡大し続ければ一般医療にも影響が及ぶ。
感染者がどこに居るのか分からないこの情況では、できることは限られる。飛まつ感染防止のためにマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保に加え、接触感染に対しては手の消毒が市民レベルでできる対策だ。
お迎えに行った学校では各学級の入り口にこんな足踏み式の消毒液が設置されていた。
手作りと思われるディスペンサーに添えられたボードには「全集中!!手指消毒」とのコピーもあって、子どもたちに人気のマンガ「鬼滅の刃」の力も借りて少しでも学校現場での感染を防がなくてはならない危機感を感じる。
ボトルトップを触らなくても、消毒液を噴射できるようになっている手作りディスペンサーの仕組みを見てみよう。足で操作する踏み板が角棒の下端に結束バンドで連結され、角棒上端に付けられたL金具がプッシュボタンを押下するように出来ている。うまいアイデアだ。
踏んだペダルを戻しているのは板の下に取り付けられた家庭用のスポンジブラシ。その他の部品もすべて島内のDIY店で安価で手に入るものばかりだし、工作に特殊な工具も必要としない点が素晴らしいと思う。
助成金やワクチンは我々には、即座にどうすることも出来ませんが市民レベルでできることの中に、車いすのタイヤの消毒もあるとすれば「手であが~る」も市民レベルで感染を防ぐ一助になれれば幸いだと思っています。
施設で利用者の介助、毎回の車いすの消毒に体力的にもきついと感じられている方々からの、ご要望、お問合わせをお待ちしています。