元気なおばさんの次は元気なオジサンにめぐり会いました。
興味があるので改造された車両を覗きこんでいたら、自信を持って解説してくれた商品が、これですよ、これ。

私たちの「手であが~る」のウリも「利用者の方を乗せ換えないで車輪の清掃ができる」ということですが、裏をかえせば人間を乗せ替えるという作業は利用者本人にとっても介助者にとても労力が必要だということです。

そんな労力を大幅にカットできるのが本システムのキーテクノロジーになります。
このオートランドさんの車いすは、そのまんまクルマの座席になります。否、クルマの座席がそのまま移動用の車いすに早代わりすると考えた方が自然かも知れませんね。
どちらを開発品の主体におくかで表現は変わるでしょうが、要は乗り換えラクラクで、クルマでも地上でも利用者は座席にのったままという点がポイントです。

地上を移動していた車椅子はクルマに着くとこのジョイント部分でクルマ側のレールに接続され、レールに沿ってシートを押し込み、90度回転させれば、そのままクルマのシートになるわけです。
ちょっとサンダーバード2号っぽくてかっこいいですね。

上記は助手席用でしたが、運転席用もあります。自分ひとりでも昇降を可能にするために、後ろドアからスロープを使って乗り込める様な仕様になっています。

う~ん。仕様に対しての設計には、なるほど~と思うと同時にこれは長いな、と思ってしまうのも事実ですね。

普通車の改造なので、こうした形になるのでしょうが、スロープの長さが気になります。将来は前後乗り込み型の車いす専用車両を車メーカーに最初から製造してもらった方がよりコンパクトにつくれそうな気もします。
「手であが~る」についても時々、お客様から「車いすに最初からジャッキをつけてしまえばいいんじゃないの?」と言われるのと同じことなのかも知れませんが。
こういうものは一般製品へのアタッチから始めて、専用化に進むのが正常な進歩の過程なのかも知れませんね。
障害のある方はこうしたことに困っているんだ、ということを支援側から一般の方々に知らせるための一過程だと捕らえると、必要な一歩なのだと感じた大掛かりな改造車でした。
みんながんばってるなあ。









内側のローラーが床から浮いて傾いてしまっているのがわかるかと思います。この現象はローラーが正常に転がっていないときに発生します。この原因はハンドルを押し込まずに単に下向きに押し下げただけの場合、ローラーが床面に固定されてジャッキアップしている車いす全体を前後に移動させてしまうことにあります。図にしてみると下図のようになります。
「手であが~る」で楽にしかも美しくジャッキアップするのには、ほんのちょっとですがコツがあります。こう書くと難しいことみたいに思ってしまいますが、上図の下の感じでジャッキを少し前に押すようにジャッキアップしていただければ問題なく挙がります。
これは通常、平滑で硬い床面であれば意識しなくても自然にやっていることなのですが、毛足の長い絨毯の上ですとか、荷重でへこんでしまう畳の上ですとか、傾斜面などでは、ローラーが機能せず転がって移動しにくいため車いす全体を振り回してしまい、この左右に首を振る運動が外向きの力を発生させ「手であが~る」を傾けてしまうのです。
同様な現象が起きた際には、まずジャッキアップの際に