梅雨前線の気になる頃

日本全国、雨は降る

5月も後半、コロナ禍と同時に全国的にも梅雨前線の動向の気になる季節です。

既に沖縄は梅雨に入っていますが、皮肉にもそれまでのぐずついた天気が嘘のように梅雨以来、意外にも晴れて暑い日が続いています。これって明けてるんじゃないですよね?

また全国的な入梅の予想をみてみますと、例年にない早いペースで入梅してます。場所によっては平年より1ヶ月も早く梅雨に入っており、既に東海地方まではが梅雨に入っていることがわかります。、

 

 

では、どうやって梅雨前線ができるのでしょうか?。

それは北からは冷たいオホーツク海気団が、南からは暖かな小笠原気団がそれぞれ日本列島を境に対峙するためで、押し合っている境界が梅雨前線です。ここでは冷たい気団の上に暖かい気団が乗り上げる形で上昇気流が発生して雨が降るのです。やがて気温の上昇とともに小笠原気団が力をつけ、オホーツク気団を寄り切るように前線を押し上げることで梅雨が明け、日本列島には夏が訪れます。

かくして、いま日本列島の南から梅雨に入り、梅雨の時期を迎えています。

 

 

梅雨の時期は雨で洗濯物も外に干せない上に湿気が高く、ジメジメしてカビも生えやすく、お出かけもおっくうです。

 

 

案の定、今日も列島のほとんどの地域がこの梅雨前線のおかげで、降雨が予想され、近畿、中部のように20mm以上のかなり強い雨が予想されている地域もあります。

できればコロナ禍もありますので、安全のためには、おうちにじっとしていてください。

それでも病院や施設などに行かなくてはならないなど、不要不急以外で外出をされる方、特に車いすを利用されている方などは雨に濡れないよう事前に天気予報をよく確認されてから動くようにしてください。

また濡れた路面を転がった車いすの車輪は、そのまま室内に入ると、水ばかりか土砂も持ち込んでしまいます。

こんなとき外から室内に入る際、タイヤの水分、汚れを落とすのに「手であが~る」をお使いいただき介助者の手助けになってくれたら嬉しく思います。

また地方ではコロナ対策費の使途が問題になったりしていますが、僕は高齢者のワクチン接種会場などに「手であが~る」ご準備いただくのは無駄使いでは無く、小さな親切だと思っています。

ご検討ください。

 

 

 

低さへの挑戦

ライフジグへのお問い合わせで多いのは、今、ご自分の利用されている車いすで「手であが~る」が使えるか試してみたいというモニターのお問い合わせです。

その際に、まずご確認をさせていただいているのがジャッキアップするためにかける水平パイプと床面からの高さです。

普段10cmから20cmまでの通常型車いすに対応していますと説明をさせていただいているのですが、中にはこんな車いすでも使えますか?とのお尋ねがあります。

 

 

拝見したところ、水平パイプに「手であが~る」をかけるところはあるのですが、その床からの高さが気になります。

おそらく8cm程度だと思われます。

「手であが~る」が最低地上高さを定めているのは、持ち上げたときの角度にその理由があります。

高さ調節ネジをまわしパイプをかけるU字受けを目一杯に低く下げた場合の「手であが~る」の様子を見てみましょう。

 

 

 

低い車いすにあわせて短いU字受け(S)を使い、最大限に下げた場合です。この場合U字受けの座面の高さは床から約10.5cmとなります。

地上にある場合が8cmですから、約2.5cm垂直方向に持ち上げた状態になります。

一方、利用者を車いすに乗せたままタイヤ清掃をしていただく場合、車輪が自由に回転できるように地面から浮いてさえいれば良いので0.5cm~1.5cm程度の持ち上げ幅になっていることが安定的にも操作力の面でも好ましいと言えます。

その面で、上記の2.5cmは持ち上げすぎていて傾きが気にならないかということが危惧されます。

 

 

ただ、それだけで「この車いすには利用できません」とお断りするには後ろ髪を引かれるような思いがありました。

そこで、今回、こんなことを考えてやってみました。それは調整途中の高さでお使いいただく場合にU字受けのガタ止めとして入っているロックナットを取り外してしまうことでした。下げ切った状態ではネジは下端で止まるのでロックナットは不要です。これと通常U字受けよりも更に短い特注のU字受けとを組み合わせることで最低限界高さを1cm以上下げることができました。

これだと高さ的には水平パイプ高8cmの車いすを持ち上げても、高さの変位を1.5cm以内に収めることができ、現在の「手であが~る」をそのままお使いいただけるのではないか?

実際、お客様にもこの状態でモニター機をお送りしたところです。まだチャレンジの段階ですが、お客様からの反応が良好であれば、これを「LOW TYPE CUSTOM」として今後、ラインアップに加えることも考慮しようかと考えています。

 

 

介護ロボットフォーラム

オンライン開催

1月29日、日本テクノエイド協会主催の介護ロボットの全国フォーラムがオンラインで開催されました。

弊社の「手であが~る」はツールであり、介護ロボットではないと思いますが、貢献する現場感は近いと考え、フォーラムで学んだことの中から少し気づいたことを書きたいと思います。

それは現在の日本がおかれた人口構成と介護の実情です。

 

 

現在でも日本の少子高齢化は社会問題のひとつですが経済産業省の推計によれば今後40年で高齢化率は35%を超え、世界の中でも日本は高齢化がもっとも進んだ国となります。これは先進国中とか言う話ではなく全世界でです。

 

もう少し具体的にみてみると平均寿命は世界一で、今後も30年間は高齢化率トップを走り続け、その後から韓国が迫ってくるという情況です。

そうなると必然的に介護の需要は増え、それに対応する介護人口が気になりますが、介護への求人についてはどうなのでしょうか?

厚労省社会保障審議会介護給付分科会の資料を見ていただくと分かるとおり、2017年の業種別有効求人倍率では介護関係職種は他の業種を圧倒しています。すなわち介護業界では圧倒的に、そして慢性的に人手不足。

3K職種に入れられるようなきつい労働環境からも、国内ではあまり急増が期待できない職種なのです。そして今のコロナ禍の情況などをみても介護のために国外からの応援をいただくことこも難しいと思われます。

 

そしてこの若者からお年よりへと続く人口構造は21世紀型で安定するまで、あと20年以上はかかると見られるのです。また上記の資料に従うと現行の社会保障制度はバブル経済前の時期に作られたものであり、現実であるバブル崩壊後の経済状況と人口構成にはそぐわないものになっていることが容易に理解されます。

 

さて以上からの大雑把な把握ではありますが、今後、介護される人は増えるにも関わらず、介護の職につく人の急増は期待できない。介護の質を維持しながら、厳しい財政も破綻をさせないためには介護現場のロード軽減し必要人数を減らすこと、職員の処遇の改善を図ることなどが求められます。

こうした中で介護現場から求められているのが自動化であり、今回の主題でもある介護ロボットなのです。

従って、バブル期よりも格段に進化したITネットワークやセンサー類をフル活用、IOTやAIを総動員して、職員の負担軽減と自動化による費用削減、逆に人間しかできない部分に人間を配置するリソースの合理的再配置が必要とされているように感じました。

特に身体の移動や排泄関係に関しては重労働となり、精神的にも身体的にもきつく職業病とも言える腰の痛みなどで離職を余儀なくされ、更なる人手不足を招いている点で、この領域での介護ロボットへの期待は今後ますます強くなるものと考えられます。

その意味では「手であが~る」はあくまで人間の延長でスーパーロボットではありませんが、車いすの車輪清掃という介護者への身体への負荷を軽減するものとしてしては時代に沿った簡単ツールとして介護ロボットと合わせてご利用いただけたら、と思っています。

 

「手であが~る」ご利用者様からの声

 

デイサービスや散歩など外から戻ったときに車いすから移乗させることも身近な介護者からすれば重労働です。その点、「手であが~る」は利用者を乗せたまま車輪清掃ができます。毎日の車輪清掃の手間が少しでも省けて、利用者との会話など他の事に労力をまわす心の余裕に貢献できたら嬉しいと思っています。

「手であが~る」は電気も使わず、使うのにマニュアルも不要です。超アナログな原始的テコですが技術の最先端のロボット共々よろしくお願いします。

 

 

消毒液ディスペンサー

手指の消毒に全集中

 

いまや新型コロナウィルスは特定の店に行かなくても、誰にでも感染する危険がある情況だ。沖縄県も独自の非常事態宣言を出し、ここ石垣島でも役所や施設、そして学校でも感染者が出ている。

島ゆえにキャパシティーのない感染症用ベッドは満床で、このまま感染が拡大し続ければ一般医療にも影響が及ぶ。

感染者がどこに居るのか分からないこの情況では、できることは限られる。飛まつ感染防止のためにマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保に加え、接触感染に対しては手の消毒が市民レベルでできる対策だ。

お迎えに行った学校では各学級の入り口にこんな足踏み式の消毒液が設置されていた。

 

 

手作りと思われるディスペンサーに添えられたボードには「全集中!!手指消毒」とのコピーもあって、子どもたちに人気のマンガ「鬼滅の刃」の力も借りて少しでも学校現場での感染を防がなくてはならない危機感を感じる。

 

ボトルトップを触らなくても、消毒液を噴射できるようになっている手作りディスペンサーの仕組みを見てみよう。足で操作する踏み板が角棒の下端に結束バンドで連結され、角棒上端に付けられたL金具がプッシュボタンを押下するように出来ている。うまいアイデアだ。

 

 

踏んだペダルを戻しているのは板の下に取り付けられた家庭用のスポンジブラシ。その他の部品もすべて島内のDIY店で安価で手に入るものばかりだし、工作に特殊な工具も必要としない点が素晴らしいと思う。

助成金やワクチンは我々には、即座にどうすることも出来ませんが市民レベルでできることの中に、車いすのタイヤの消毒もあるとすれば「手であが~る」も市民レベルで感染を防ぐ一助になれれば幸いだと思っています。

施設で利用者の介助、毎回の車いすの消毒に体力的にもきついと感じられている方々からの、ご要望、お問合わせをお待ちしています。

 

「手であが~る」のご購入はこちら

 

クラスタを避ける車いす除菌・考

ライバルはブロック?

 

東京の福祉ポータルサイトである、とうきょう福祉ナビゲーション(福ナビ)

というサイトのなかで「手であが~る」の記述があるのを発見しました

http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/

このサイトのトップページの中に選び方・使い方「福祉用具について」の項目があります

 

 

更に、この項目の中に福祉用具(歩行補助具)の新型コロナウィルス除菌についてと題された文書資料(PDF)へのリンクが掲載されています。車いすなどの歩行補助具の利用者が外からウィルスを持ち込む危険性が紹介されていると同時に、その防止策としての除菌方法が述べられています。

 

PDF資料リンク:福祉用具(歩行補助具)の新型コロナウイルス除菌について

この内容を読んでみますと車いすの車輪やキャスターの除菌の手順のなかで「手であが~る」を使う方法が紹介されています。

 

更に、アドバイスとして「手であが~る」がない場合はブロックを車いすの下に置いて除菌します。とありました。

なかなか親切な文章であるなと思いましたが、ライフジグ的には、ブロックよりも、ぜひこちらから「手であが~る」ご購入をいただけるとありがたいなと思っております。

持ち上げた状態を安定して維持できるだけではなく、場所も取らず手軽で持ち上げる力自体も軽減できますので、導入をご検討いただければ幸いです。

ブロックに負けない使い勝手の良さがあると思いますので、よろしくお願いいたします。

ご購入はこちらから

車いすと院内感染予防

こんなものを見つけました

最近では新型コロナの病院内でのクラスタの発生が続いています。そこで車いす利用者の方が病院に行かれたときに感染したり、させたりする危険性はないのかなと思っていましたが、こんな車いす用のシールドがあることを知りました。

 

 

おそらくPCR検査の際に医療行為を行う方々が直接の飛まつ、およびエアロゾルでの感染を防止するためのものだと思われますが、同様に院内の床面には飛まつが落ちている可能性があり、そこから利用者側が院内で感染することも考えられると思われます。

    

車椅子ユーザーの感染予防について

 

こうした感染ルートを遮断するには以前、上記文献を引用して紹介させていただいた各経路に対して消毒等の対策が有効だと考えられます。

先の車いす用のシールドから出て露出している部分については、病院から戻った際に消毒してあげてください。

この際、面倒なタイヤの消毒には「手であが~る」がお役に立てれば幸いです。

現在、人数の多いクラスタは病院や福祉施設で発生していますので、皆様、くれぐれも感染には用心をされてください。

 

 

 

モニター利用のお客様から

手であが~るの使用前・使用後

最近、モニターでお使いいただいた利用者様から実際に「手であが~る」を施設で使用してみた状況報告と感想をいただきました。

要領よくまとめていただいた上に忌憚のないご意見・ご感想も書かれていましたので、これから「手であが~る」の導入を検討されている方々にも参考になる情報ではないかと思い、投稿者様の許可をいただいて以下、転載をさせていただきます。

 

【使用環境】

使用対象車椅子 8台

※地面から車椅子水平パイプまでの高さは7.5㎝~20㎝でした。

日常の散歩などの外出時に主に使用しました。

使用する場所は施設正面玄関でマットが敷いてあるスペース。当施設は玄関(エントランスホール)で中履きに履き替えるので、車椅子の方は玄関でタイヤの汚れを落とす必要があります。

※玄関にご利用者の下駄箱があり皆さん靴を履き替えるのですが、あまりスペースがないので複数のご利用者が重なると混みあうことがあります。

 

施設の玄関(エントランスホール)

【手であが~る使用前】

これまでは床にバスタオルを敷いてその上を前後に押してタイヤの汚れを取っていました。

もしくは職員2名で行います。(一人は車椅子を傾けて車輪を浮かし、もう1名がタイヤを拭きます。)

 

 

【手であが~る使用後】

前後に動く必要がなく、その場でタイヤを拭くことが出来ました。

 

 

 

車椅子の形状によってはこのように横から入れて使っています。

(重心の方の車椅子は構造上、後ろから手であが~るを挿入しづらく横から入れる方法で行うこともありました。)

 

 

【感想】

・狭いスペースでタイヤの掃除をすることが出来る。

・しっかりタイヤの汚れをふき取ることが出来る。

・少しの力で車椅子を持ち上げることが出来る。

・一人で丁寧に拭く事が出来るが、当施設の以前のやり方より早くなる訳ではなかった。

・車椅子の高さによってはその都度U字受けを回して高さの調整をする必要がある。

・試した8台の車椅子の内、2台は短いU字受けでは高さが足りず、長い方のU字受けに付け替える必要があった。高さの異なる車椅子のタイヤ拭きを続けて行う場合には時間を要した。

 

【結論】

前向きに購入を検討しています。「時間の短縮」というよりは「丁寧に、わずかな力とスペースで操作が出来る」という点で効果的であると感じました。

 

 

★ライフジグ担当からの付け足し事項

実際に使用していただいた現場からの生の感想だけに深く同意しながら拝見しました。現実に使用されている様々な車いすに対して工夫してお使いいただいた貴重なコメントに感謝し「手であが~る」のメリットも残された課題もそのまそっくり受け止めさせていただきます。

確かに高さの大きく違う車いすについてはアダプターの交換や調整が必要で時間がかかってしまう問題があります。これは今回、高・低2本の手であが~るで対応していただくご提案をさせていただきましたが、より迅速に高さ調整のできる改善を今後、施したいと考えています。

今後とも皆様からの忌憚のないご意見や、こんな使い方もあったよ、みたいな気付きもありましたら是非、お知らせください。

 

コロナを避けて海へ

 

2020夏

それは、日本にとって思いがけない夏になった。2020は年のはじめからオリンピック・パラリンピック開催に向け世界から注目を浴び、多くの海外からの観光客がやって来るはずだった。

日本的な土足禁止の旅館などでは、車椅子利用者のために車椅子タイヤ清掃用の「手であが~る」をご利用いただけるのではないかと期待した。

が。事実は小説より奇なりというが、年初から中国武漢で発生した新型コロナウィルスは、その後も感染を広げオリンピックイヤーどころか、パンデミックへと発展しインバウンド需要どころか国際線の息の根すら止めてしまった。

 

 

自粛が長く続き、おうちでテレビだけでは運動不足も加速する。

ウィルスは人との接触を避ければ感染は防げる。外に出ること自体は、気晴らしにも抵抗力を低下させないためには必要だと思う。

ソーシャルディスタンスを十分にとれる海は気分転換にはもってこいだ。日中の適度な疲労は深い眠りも提供する。

 

 

砂浜に連れて行ってくれる人が居なかったら遠出をしなくても行ける近くの公園でもいい。

自然の中で風を感じ、他の人の行動を遠めに見ることだけでも人間は少し救われた気分になる。

 

 

 

砂浜や公園から戻ってきたらタイヤには砂や土が付着しています。車に乗る前や部屋にあがる際には「手であが~る」を利用してタイヤの汚れを拭いてもらってくださいね。

 

 

基本手順のおさらい

車輪の汚れを掃除するのに作られた「手であが~る」ですが、昨今では新型コロナの院内感染などが話題となり、床面→タイヤ→手へのウィルスの付着を防止するための用途としても見直されています。

今回は、再確認の意味も含め、「手であが~る」を使った車椅子の車輪清掃・除菌について基本手順をムービー化してご説明いたします。

基本手順ムービー

 

まずは車椅子の水平パイプの高さに合わせてジャッキの受けの高さを調節します。軽く前後の車輪を浮かすには、水平パイプとフロアの高さに5mm~10mmプラスくらいにすると良いでしょう。

あまり高くセットしすぎると車椅子が大きく傾き操作力も大きくなるため、空転させられるギリギリの高さにセットするのがコツになります。

 

 

ジャッキアップする前に持ち上げる反対側の車輪ブレーキをかけておきます。ブレーキをかけないで持ち上げるとジャッキアップ操作で車椅子が走り出してしまうことがあるのでしっかりブレーキはかけて行います。片側の清掃が済んだ後、反対側をジャッキアップする場合も同様です。

 

ジャッキアップする位置は水平パイプの前輪キャスターと主車輪の中央よりも主車輪に近い場所で行ってください。標準型の場合は前後の前後のXリンクの間が良いでしょう。

 

 

ハンドルを押し下げながらローラーが前に転がるように「手であが~る」を押し込んでください。多少フレームに平行でなくてもかまいません。ローラーの方向にまっすぐ押し出すことが、軽くしかも安定して持ち上げるちょっとしたコツになります

 

 

持ち上げたら、車輪を回しながら絞った雑巾や除菌ぺーパーなどで主車輪、キャスターともに拭いてゆきます。片側が終わったら、反対側も同様にして掃除してあげましょう。

 

 

一度、車椅子に合わせて高さをセットしてしまえば、次回からは持ち上げて拭くだけで、大きな力も要らず、利用者の方を乗せかえる必要もなく手軽に車椅子の車輪を清掃することができます。

「手であが~る」で簡単清掃。車輪の汚れを他に持ち込まない清潔な車椅子ライフをお送りください

土禁文化と「手であが~る」

日本人の不思議

今、新型コロナ感染の続く欧米諸国から日本に好奇の目が注がれている。

日本は新型コロナウィルス発祥の武漢に近く、欧米に先駆けて洗礼を受けたにも関わらすロックダウンもさせず、PCR検査も自由にならない状況のなか、感染者や死亡者数が少ないことに何か秘密があるのではないかと思われているのだ。

 

 

 

確かに、発祥国の中国を抜いて欧米各国やロシアが感染者数を増加させるなかで、日本は置かれている状況に比して、明らかにワンオーダー、否ツーオーダーは感染者数も死亡者数も少なく見える。

当初、感染者数が少なく発表されるのは、検査数が絶対的に少ないからで、潜在的な感染者から今後、爆発的に感染者が増えてNY並になるのではないかとの予想も多かった。

しかし、その後のデータが示したのは感染者数の減少と収束への方向性だった。

 

 

他国に比べて感染者数や死亡率が低いことは、素晴らしいことで、それ自体は誇るべきことではある。

しかし、一方で我々日本人ですら、十分にその根拠について説明ができないわけで、確証を持てなければ、ドジもいっぱい踏んでると思われるなか、結果オーライではあるものの、なんとなく「日本は凄い!」と海外から持ち上げられても本当は皮肉では?、と思えたりするのだ。

確かに死者が少ないことについては日本の医療技術の高さと考えられるが、縦割りで必要なPCR検査が増やせなかったり、対象を絞ることで重篤化させてしまったことも事実だろう。ましてや政治は後手後手に回り、リーダーシップを取れないばかりか、補償議論が焦げ付いたまま自粛を要請するなど、立場をあいまいにしたまま権威構造を維持し、どさくさに紛れて司法にまで介入しようとする有様なのだ。

こんな悲惨な状況でも、他国が羨む結果を得た本当の理由とは、いったいなんなのだろうか?

過去行ってきたBCGの効果だとか、ウィルスに対するアジア人特有の遺伝子的優位性だとか、半濁音が少なく唾の飛びにくい会話だとか、それこそ眉に唾をつけたくなる解釈も語られている。

強いて言うなら、国民性ではないのか、と僕は思う。

自粛と言われれば罰則もないのに律儀に守り、自らの感染防止には役立たないと言われるマスクを感染させないためにつけ、普段から手洗いをし、風呂にも頻繁に入り、人前では会話を控えめにし、抱き合うこともない。そんなマナーを大事にし、衛生管理を徹底する国民性が今回の結果につながったのではないのかなあ、とやや理想的に解釈したいと思う。

なぜなら、我々は戦時には耐え忍び、その中でも互いに助け合う優しさを持ち、問題あるリーダーや戦況のもとでもがんばれる国民性を持っているからだ。

 

 

 

そして、部屋に入る際には靴を脱ぎ、室内空間をワンランク上の清潔さに保ってきたこともまた日本人特有の伝統的な土禁文化であり、感染を抑止した一つの要因ではないのかな、と個人的には思っています。

玄関で靴を脱ぐように、車椅子のタイヤを拭く、それは新型コロナの時代に感染を抑えるための車いすエチケットにもなるのではないだろうか。

車椅子を持ち上げて除菌するなんて力仕事で私にはとても無理。

そんなときに車いす車輪清掃用ジャッキ「手であが~る」を使って日本の国民性をアピールしていただくと衛生意識の高さと同時に、回転寿司を生み出した日本人のギミック好きが全世界に知れ渡るのではないかと密かに期待しています。

 

TAISとは

車いすのタイヤを清潔に「手であが~る」です