いまなお続く不発弾処理
それが徳川の埋蔵金であれば、掘り当てて、ありがたがることもできるが、沖縄県ではよく工事に際してありがたくない過去の遺産が出土する。
その名前は不発弾。石垣島には地上戦はなく、沖縄や座間味だけかと思われているが実は陸海軍の空港もあり戦争中に爆撃されていて、あちこちから見つかる。
いまも新空港アクセスでは、今後の工事に際して安全を確保すべく不発弾の調査が行わている。
そして発見された不発弾は、起爆装置の信管をはずす安全化が自衛隊の手により行われ処理される。
今回も大浜・真栄里地区で発見された不発弾の安全化処理作業が二日間にわたり実施された。
場所は旧空港の北側になる。この周辺も飛行場があったので爆撃の対象になっていると思われ、以前は旧空港のエプロンの下から発見され、処理されたこともある。
軍事ターゲットになる空港周辺に限らず、石垣市街地の中で、万年工事中とも言われるタウンパル山田の近くの工事現場で発見されたこともあり、戦後75年を過ぎた今でも地中に静かに眠る不発弾は驚異となっている。