内地は花見の季節ですが

デイゴの花

内地ではここ数日、桜が満開の時期を迎え、ニュース番組等でも桜の下で盛り上がっている宴会男や場所とりで苦労する新人サラリーマン、宴の後のゴミや、酔っ払ってのトラブルなど年に一度桜の下での風物詩を描き出していますが、八重山では花見という習慣がありません。

というか沖縄の桜はソメイヨシノのような同じDNAをもつ一種類の桜ではないので一時には開花しません。ものによって年内から咲いていたり、初夏まで咲いていたりバラバラで、まるで個性を重んじる八重山の文化そのものだったりするのです。

その点で季節感があるのは、こちらのデイゴの花ではないでしょうか。昔からデイゴの花は卒業式シーズンを代表する花として知られています。

しかし、この10年はヒメコバチの被害で咲かなくなったり、枯れたりで大分、その数が減ってしまいました。うちな~のシンボル、デイゴの消滅に危機感を覚えておりましたが、その後の対策が実って昨今、再び咲かせている木を沿道でよく見るようになってきました。

さあ、天気も良くなったら青空バックのデイゴ鑑賞に参りましょう。外出から帰ったら手であが~るでタイヤのお掃除も忘れずに!