車椅子ユーザーの感染予防について

車椅子ユーザーのみなさまに対して、自らも車椅子ユーザーであるBeneficial Design社のピーター・アクセルソンさんが今回の新型コロナウィルス感染の予防について、とても有益な指摘をされていますのでその要約をご紹介します。

 

自走されている車椅子ユーザーの場合、ウィルスはまずタイヤやハンドリムから利用者の手に付着します。次に手で顔などを触ることで目、鼻、口から感染を引き起こすと考えられます。

したがって、これらの発端になるハンドリムやタイヤを除菌することは重要と考えられます。

 

 

ハンドリムやタイヤは駆動しながら、抗菌石鹸その他、除菌作用のある液体に湿らせた布などで全周を拭くことが有効です。

※この際に、玄関先等で転がせない場合や、介助者が拭く場合には「手であが~る」のようなツールも使うと労力が軽減されると思います。

 

ウィルスが付着するのはタイヤ、ハンドリムのほか手押しハンドルやアームサポート、ブレーキなど通常、手で触れるところは定期的にまめに上記方法で除菌してください。

 

更に、車椅子ユーザーは立位の人よりも姿勢が低く、上から飛まつやエアロゾルを受けやすい特性がありますのでフェイスマスクなどの着用が有効であるとピーター・アクセルソンさんは指摘されています。

 

以上、とても車椅子ユーザーの感染予防にとって有益な情報がまとめてありますので、下記のリンクにあります元情報をご一読いただき、ぜひ感染予防の一助にされてください。

車椅子タイヤの清掃には「手であが~る」も必要とされる方に使っていただけたら幸いに思います。

 

出展:車椅子・支援機器ユーザーのみなさまへ COVID-19の予防